首の痛みは、下の〇〇からのサポートで改善

慢性的な痛みや不快な症状

児玉です。

自分の身体のことを知りたい!」「根本から見直していきたい!
そんな風におっしゃって、急行を乗り継いで2時間以上もかけて来てくださっている方がいます。

お身体の状態を聞いてみると、肩こりと首の痛みが気になるとのことでした。

 

(え? その程度で、ロルフィングを受けに来てくださるの??)
内心、そんな風に思ってしまいました^^;

 

ロルフィングを受けに来てくださる方の多くは、ヨガ、バレエなどのダンス、音楽などのパフォーマンスを良くしたいと希望されている方。

もしくは、身体の症状が辛くて、病院、治療院を転々としたような方。

大きく分けると、その2つのパターンに分かれるからです。

 

ですが、最近、今回のクライアントさん(M様)のような方も増えてきました。

 

さて、そんなM様も、今回で3回目。身体を前側と後ろ側に分けるようなイメージでセッションが行われます。

日常生活の中で、後ろ側を意識することって少ないですよね。歩くときの進行方向は前側ですし、物を食べる時には手を前にして食べますし、、

そんな日常生活の影響もあり、前後のバランスが失われます。

 

前後のバランスが崩れると、例えば首が極端に前側に向いていたりします。(首の痛みの原因です)また、肩が前側に入り込んで背中が丸くなりやすいです。

横隔膜がうまく使えない、肋骨周りが硬くなって呼吸が浅くなるといった症状にもつながります。

 

なので、前後のバランスを取ることで、身体の状態はかなり良くなったりしますね。

 

前後のバランスは、サイドポィションになっていただきとっていきます。広背筋という背中のほうにある大きな筋肉を後方に広げるようにしていきます。

(背中が張っている人が多いので、とても気持ちよいです^^)

 

 

 

 

 

 

 

M様:「肩甲骨周りは、かなり楽になりました〜」
とおっしゃってくれました。

 

ただ、肩から首のほうにかけての緊張がまだ残っていました。

M様の場合、左側の肩から首のほうに痛みが出やすいのですが、それは足のほうから問題が生じているように見えました。

子供の頃に足を痛めた経験のあるM様は、左右の重心の取り方にかなり違いがありました。そのバランスの問題が、肩から首のほうに影響を及ぼしているようでした。

 

M様:「右側に足が引っ張られる感じがします、、、」
戸惑いながらも、今までと違った重心の取り方をしてくれていました。

(セッション後、普段は使っていない筋肉を使うようになったせいか、足がつったことがあったそうです^^;)

 

さて、結局のところ、首には下の構造からのサポートが必要なんですね肩を前に巻き込んでいたり、胸を後ろに引っ込めていたりすれば首が休まる土台がありません。

M様のように、重心の取り方が影響していることもあります。

そうなると、4〜5キロほどある重たい頭を、自分で自分を支えるようにしなければなりません。

 

M様の首から肩への痛みも、脚のほうから整えることで改善できればと考えています。そして、身体の感覚を意識した別の戦略も考えています。

これもM様にとっては合っているようで、今後の変化が楽しみです。

 

一見、それほどお身体が辛そうには見えなかったM様でした。
ですが、子供の頃からの影響が、少しずつ問題となって現れてきていました。

M様の「自分の身体を知って、根本から見直していきたい!」「普段から気をつけていきたい」「自分でメンテナンスできるようになりたい」

という気持ち、本当は大切なんだと、改めて気づかされました。

M様のようにお身体が気になる方は、ご相談ください。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました