リンパマッサージとは違う、筋膜リリース(ロルフィング)とは

慢性的な痛みや不快な症状

当サロンの筋膜リリース(ロルフィング)は、リンパマッサージと同じように、ゆったりとしたタッチで行われます。そのため、心身ともにリラックス効果が期待できます。

とはいえ、リンパマッサージはイメージできても、筋膜リリースの手法を取り入れたロルフィングをイメージできる人は、ほとんどいないでしょう。

今回は、当サロンのロルフィングがどういうものなのか、一般的なリンパマッサージとの違いなどをご紹介いたします。

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当サロンの筋膜リリース(ロルフィング):リンパマッサージとの違い、効果は?

リンパマサージも、当サロンの筋膜リリース(ロルフィング)も、身体のコリ、緊張を緩和していくのは基本的に同じです。全身の血流、リンパの流れなどを良くしていきます。

ただ、アロマオイルは使用しません。

筋膜という全身を覆っている軟部組織を浅い層から深い層にかけて、段階を踏みながら少しずつ緩める必要があるため、オイルがあると滑ってうまく働きかけにくいのです。

実際に筋膜リリース(ロルフィング)を受けてくださった方からよく言われるのは、「強く押しているわけではないのに、すごく効いているみたい、不思議ね!」といった感想です。

これは、オイルを使わないからこそ、筋膜組織のあらゆる層に働きかけられるのです。

 

“コリ”の症状を一時的に緩ませているのではなく

“コリ”といえば、「肩こり」が典型的ですよね。でも、コリは身体の至るところで起きています。

リンパマッサージが、全身の緊張したコリをほぐしていくように筋膜の癒着(くっつき)を剥がしていくように施術していきます。

 

とはいえ、ロルフィングセッションは、コリをほぐすのが目的ではありません。

筋膜組織のある箇所にコリが生じると、周りの組織がそれに引っ張られたりして身体の歪みにつながるため、そのアンバランスな状態を整えていくのです。

そのため、慢性的なひどい肩こりの症状を訴えて来られた方にも、足の裏(足底筋膜)を緩め、足首(関節)を整えることから初めていきます。

「”肩こり”で来たのに、足の裏なの?」って一見関係なさそうに思えますよね。ですが、肩甲骨周りを安定させるためにも、土台となる足を整えることは大切です。

肩関節を、頭蓋(頭)、腕、骨盤、足首といった関係性の中で、バランスを見つけていきます。

 

 

前後のバランスも大事にしています

身体の歪みと聞くと、身体の左右の違い、骨盤の歪みを想像するかもしれませんが、それだけではありません。

筋膜リリースを用いたロルフィングでは、前後のバランスも大事にしています。

 

例えば、肩こりで悩んでいる人に多く見られるのが、肩が前に入り込んでいる状態です。

普段の姿勢が、慢性的な肩こりの症状を招いているのです。

また、首が前に突き出たり、肩甲骨が開き気味だったりと、身体に典型的な特徴が現れていて、これも一種の身体の歪みです。

身体をほぐしても、また同じ症状を繰り返してしまうのは、こうした身体の歪みが改善されていないためだとも言えます。

 

ロルフィングセッションでは、全身の筋膜バランスを整えていきいますが、それによって、根本からの改善を期待しています。

実際、当サロンのお客様は、今まであらゆる手技を試したのちに、「もっと根本から自分の身体を見直したい」と言ってこられる方が多いです。

 

マッサージを受けても効果が続かないと感じている方へ

年齢のせいなのか、以前はマッサージの効果を実感していたのに、最近は効果が続かなかった、、ということはないですか?

ロルフィングは、筋膜リリースなどの手技を用いて全身のバランスを整えるだけでなく、身体の教育が入っています。

 

私たちの身体のバランスが崩れるのは、普段の姿勢や身体の使い方のクセによって起こることが多いのです。

そのため、身体の使い方のクセを修正し、歩いたり座ったりする日常動作を学び直す必要があると考えています。

その点が、一般的な筋膜リリースともリンパマッサージとも違うところかもしれません。

 

身体の教育は、身体を感じる力を養いながら行っていきます。今まで以上に、身体を感じられるようになってくると、自己調整力が高まります。

自分の身体と向き合いながら、自己調整していきたい、より良く身体と付き合っていきたいという方に向いている手技と言えます。

 

 

感情に向きあう

さらに、特徴を述べると、感情面へのアプローチも、リンパマッサージ以上に影響が大きいと言えるかもしれません。

当サロンにお越しくださった20代後半の女性が、以前、こんな感想をくださいました。

ロルフィングって、不思議ですね!

いままで、リンパマッサージが大好きで定期的に通っていましたが、自分の感情が出てきたのは初めてです。

と。

 

彼女が初めてロルフィングを体験くださった後、自宅に戻りその日の晩、イライラした感情が出てきたそうです。

 

自分の感情が出てくる人ばかりではないのですが、中には、自分の感情と向き合う人もいます。

彼女も特に原因があったわけでもないのに、「イライラ感」が出てきたようでした。

 

ロルフィングは、自分の身体の感覚を大切にしながら、自分の身体(心)に向き合います。

ちょうど、ヨガや、禅のように、自分を見つめる作業が含まれています。(ただ、全員がそうしなければならない、というわけでもありません。)

必要な人、それを求めている人は、特にこちらから働きかけているわけではないのですが、自ずと、自分と向き合いながらセッションを受けていただいています。

その彼女にも、それ以上はお聞きしませんでしたのでどうされたかは分かりません。

ですが、突然理由もなく「イライラしてきた」そうですから、それが何を意味していたのか、もしかしたら彼女なりに理由を見つけたのかもしれません。

(イライラした感情は、その時限りだったようです)

 

感情が出てくる人は、男女は関係ありません。どんなタイプの人に多いとか、傾向を示すことも難しいです。

ですが、人間の身体は、日頃の疲れやストレスなどで、筋膜組織を固くし、縮こまっているのと同時に、感情も抑圧しているのでしょう。

身体と心は繋がっていると、よく言われますが、ロルフィングの施術をしていますと、お客様から、感情、メンタルに関する感想をいただくことがあります。

リンパマッサージとの共通点、違い(まとめ)

最後に、リンパマッサージとの共通点、違いをまとめていますと、、

【主な共通点】

◎リラクゼーション効果

◎緊張、コリなどをほぐす、緩和する

◎血流、リンパの流れなど、全身の巡りをよくする

◎自然治癒力を高める

◎対症療法ではない(西洋医学とは異なる)

【違い】

◎アロマオイルを使用しない(深部のコリをほぐす効果が期待できる)

◎筋膜バランスを整える

(全身の歪みの改善、繰り返す身体の不調、コリを根本から見直す)

◎自分に向き合う(自己と対話)

(自分の身体を感じる → 自分の身体、心の状態を知ることができる)

◎その他

(身体の使い方のクセなどに気づくことができるなど、他の要素もあります)

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