児玉です。
今日は、肩こりについて取り上げます。
年度末を迎えるにあたって、忙しくて肩こりが酷くて辛い、、という方、参考にしてみてください。
肩こりって、なぜ起こるの?
デスクワークなどをしていると、肩こりも当たり前になっている人も多いと思います。
そこで、改めて、なぜ肩こりになるのか? 考えてみました。
一般的には、同じ姿勢でいるとか、血流が悪くなっているからとか、、言われますよね。
それも確かなのですが、もう一つ大事な点が!
それは、、カラダの使い方です。
肩を安定させる、前鋸筋(ぜんきょきん)という筋肉が使えていないため、必要以上に肩を持ち上げて使ってしまっているんですね。
その結果、肩こりになるのです。
「えっ、前鋸筋(ぜんきょきん)?」
あまり馴染みがないかもしれませんね。
前鋸筋(ぜんきょきん)は、ここです。
(横から見た図なのですが、、わかりますでしょうか?^^; 赤い部分です。) この筋肉が使えていると良いです。
どんな風にすれば使えるかですが、”脇を締めるようにする“と使えます。
(前からみると、この部分(赤い部分)です)
軽く曲げた両肘を、ほんの少し、カラダのほうに引き寄せるとこの筋肉が使えます。この筋肉が使えると、肩が安定して過度に肩を上げる必要がなくなります。
慢性的にひどい肩こりの人は、ぜひ、ここの筋肉を働かせるようにしてみてください。
肩こりを根本から解消する方法
誤ったカラダの使い方をしていれば、肩こりは悪化します。とは言え、今まで何十年と使ってきたカラダの使い方を直ちに変えるのは難しいですよね。
現に、肩こりが辛いなあと、感じた時にはどうしたら良いでしょう?
最近私がよくやるのが、肘を使うやり方です。
まず、首から肩にかけての重さを肘に預けるようにしてみます。
この感覚は、普段からあると良いです。
肘に預ける感覚を保ちながら、台所に立って料理をしたり、パソコンに向かって作業をしたり、スマホを見たり、、と、どんな時でも使えます。
(セッションでは、施術の後に、体の使い方もチェックさせていただいています)
日頃から、ここが意識できていると、肩が上がりにくく、慢性的な肩こりも劇的に良くなっていきます。
(ダンスをしている人にもオススメです!)
肩こり解消は、動的ストレッチも入れて!!
そして、肩こりを緩和するためには、さらに肘を下げていきましょう! 肘を下げては戻し、下げては戻しを繰り返します。
いわゆる動的なストレッチです。
今朝の私は、洗濯物を干しながら、、^^; この動作をしていました。それから、通勤途中でもやったりします。
肘を小刻みに下に下げていくだけなので、何か作業する合間にできます。しかも、小さな動きなので、他人からみられても気づかれないです^^;
これで、肩こりの症状もかなり解消しました!
肩こりを根本から解消する方法(その2)
さらに鎖骨の下を持ち上げながら、肘を下に下げることをしていくと、なお、良い感じで肩こりが改善します。
肩こりになるのは、カラダの前後でバランスが取れていないことも原因の一つです。
以前、こちらでもご紹介しましたが、私たちは大概、体の前側(胸のあるほう)が、短縮しています。
その縮んだ筋膜を、片方の手(または、手のひら)を使って、上方向(頭のほう)に向かって持ち上げるように広げていきます。
その上で、さっきやってもらった通り、首から肩にかけての重さを肘に預けるようにしていきます。
すると、更に、肩が下がるのを感じられませんか?
その時、幾分、脇がしまって前鋸筋が働いているのを感じられるかもしれませんね。
肩こりを根本から解消する方法(その3)
今度は、首を、首の付け根のほうからゆっくりと左右に傾けながら行ってみます。
肩こりを解消するための方法を、すべて同時に行います。
その時、首は、いろいろな角度を変えながら行うと良いかもしれません。
更に、肩こりが緩和されていくのを感じられませんか?
肩こり解消は、いつでもどこでも出来るケアがベスト?!
肩こりが慢性的になっている方は、これらを、1日に何回も行うのがオススメです。
繰り返しますが、長年の体のクセって、簡単には直りません(≧∇≦)
とはいえ、肩こりは仕方がないと諦めたりしていると、悪くなる一方です^^;
血流が悪くなって、肩こりの部分は更に厚みを増していくかもしれません。
若いうちは、軟部組織だけの緊張で済んでいたのが、年齢とともに、骨の形状まで変形して、なおさら、肩こりになりやすい姿勢になってしまうなんてこともありますね。
上でご紹介した、肩こり解消法は、いつでもどこでも出来るものばかりです。
朝晩、ストレッチするのは、時間的に難しそうだし、面倒だ!と思われる方も、この程度なら出来るかな?と思って上げてみました。
よかったら、やってみてくださいね。
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