側弯症で腰痛がある方のロルフィング(2)

慢性的な痛みや不快な症状

児玉です。

最近、疲れがたまっているなあと感じることはありませんか?そんな時、背中が張っているのを感じるかもしれません。

それが、側湾症をお持ちの方ですと、尚更のようです。

 

前回、側弯症の方で背中が張って辛い思いをされている方の話をご紹介させていただきました。

今回は、側弯症の方で、腰に痛みを抱えている方もいらっしゃいましたのでご紹介させていただきますね^^

 

側弯症で腰の痛みを抱えていた方

M様は、2人のお子さんを持つママさん。
華奢な体つきで可愛らしく、とてもお子さんがいらっしゃるとは思えない方でした!

(ホント、20代にしか見えない!! (^^))

 

そんな可愛らしいM様ですが、小さい頃から側弯症を抱えて辛い思いをされていらっしゃったんですね。

手術をするほどではないけど、身体が辛いときは時々あって、その度にカイロプラクティックを受けて対処していたんだそうです。

 

腰の痛みがひどくなったのは赤ちゃんを抱っこしたとき

そんなM様の腰痛が更に悪化したのは、2人目のお子さんを産んだ頃から。

 

M様曰く、

「出産後から仙骨周りの痛みが強く、さらに腰、背中、ひどい時は首まで痛くなります、、」

「特に、赤ちゃんを抱っこしたとき、仙骨周りの痛みがとても辛いんです!

 

お話を伺うと、身体の使い方にも原因があるように思いました。

(いわゆる体育座り?のような格好で、無理な姿勢で抱っこしていました^^;)

 

 

側弯症の方は、手術をするなどの対処法はあっても、基本的には自分の身体とうまく付き合っていく他ない、と聞きます。

ですが、身体の使い方を工夫するだけでも、身体は楽になったりします

 

側弯症の方は、なおさら身体の使い方に注意!

セッション中は、身体のポジションの取り方などを繰り返し行っていきました。

どこに重心がかかっているかなどをチェックしながら、バランスの取り方、身体の使い方などを見ていきました。

 

赤ちゃんを抱っこする時も、全身を使いながらの動作が基本です。

(腰を引いて、腕だけを前にするような身体の使い方は、身体への負担が大きくなりますね)

しかも、M様の場合は、左のほうで赤ちゃんを抱っこする癖がありました。

側弯傾向があるから、そうなってしまうのか定かではありません。そうした身体の使い方、姿勢が、痛みの症状として現れているようでした。

 

いずれにしてもM様のように、小さいお子さんを抱えながらお仕事をされている方は、とにかくお忙しいですよね。

そうした方には、身体の使い方を工夫するだけで、身体の疲れ方は全然違いますよとアドバイスさせていただいています。

 

腰痛は、ほとんど気にならなくなりました!

最初は、「身体の感覚に意識を向けることが難しい〜!」「ロルフィングは、向いていないかも??」

なんておっしゃるM様でしたが、徐々に身体の変化も感じてくれるようになりました。

 

そして、先日、「腰痛は、ほとんど気にならなくなりました!

そんな風におっしゃってくださいました^^

 

側弯症で腰痛に悩む方へのアプローチ

ここまでの話を読まれた方は、ロルフィングは、身体の使い方を教えるセッションなの?

と思われるかもしれませんが、それだけではありません。

基本は、全身の筋膜バランスを整えていく手技が中心になります。

側弯症で背中の張りが気になる方へのアプローチ方法と基本的には同じです。

 

ただ、ロルフィングのセッションの良い点は、普段の生活の中での身体の使い方までチェックできるところかな? と思っています。

側弯症で緊張状態にあった背骨やその周囲の軟部組織が緩和されれば、身体は楽になります。

ただ、普段の身体の使い方のクセを直さない限り、同じ症状に戻ってしまう可能性も高くなりますね。

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