児玉です。
“頚椎椎間板ヘルニア”という診断をきっかけに、自分の身体を見直そうと思って来られた方がいらっしゃいました。
頚椎椎間板ヘルニアは、比較的若い世代に多い疾患。当サロンに同じような症状でいらしてくださる方も、30代、40代が多いです。
今回は、頚椎椎間板ヘルニアと診断された方に、ロルフィング(筋膜リリース)でどのようにアプローチしていくのかをご紹介いたします。
肩が前に張り込むのが気になる、、
さて、今回、頚椎椎間板ヘルニア(以下、頚椎ヘルニアと言います)と診断されたT様ですが、整形外科で症状そのものは改善されたようでした。
ただ、以前から姿勢が悪いのが気になっていたそうです。今回のことをきっかけに姿勢を見直したいとおっしゃっていらしてくださいました。
特に、最も気にされているのが、肩が前に入り込んでいることでした。
「気がつくと、肩が前に入り込んでいて、、、、意識して、胸を張ろうとするけど、すぐに忘れてしまう」とおっしゃっていました。
まあ、意識して、胸を張って姿勢を正しても(良くあるあるですね^^;)、力が入っているのでその状態をキープするのは難しいですよね。
ロルフィング(筋膜リリース)セッションの中では、「頑張らない」が鉄則です。
頑張って姿勢を良くしようと努力すると、身体はかえって力みます。力みは、身体の緊張を生むだけです。「何かをする」というより「やめる(しない)」ほうにしていきます。
私たちは、普段からいろいろなことに一生懸命で、息を抜くことを忘れてしまっていることが多いです。
(無意識に)力が入っていて、その力が抜けることができないので、リラックスができていません。
セッションの最初は特に、リラックスする(力を抜く)ことを学びます。力が抜けていくうちに、硬くなっていた筋膜も緩んできます。
全身のバランスは、筋膜に緩みを持たせる中で整えていきます。
頚椎椎間板ヘルニアなのに、問題は首ではない?
頚椎ヘルニアと診断されたT様でしたが、終始、気にされていたのが、肩が前に入りやすいことでした。
頚椎ヘル二アに関わらず、首の問題を抱えている人は多いです。ロルフィングの研修では、ほぼ全員、何らかのトラブルを抱えていると聞いたことがあります。
良く言われるように、首の骨は、ボーリングのボールくらいの重さのある「頭」を支えています。頭の重さは、おおよそ6キロ〜8キロ。
しかも前後、左右にと複雑な動きコントロールしていて、負担が大きいです。
施術をすると、首周りの筋膜が硬くなって、動きが悪くなっている人、可動域が狭くなっている人も多いです。
施術をすると、徐々に動きが出てきますが、ロルフィングのセッションでは、首も全身の中の一部でしかありません。
T様が気にされていたように、肩が前に入り込むことで、背骨(肩甲骨と肩甲骨の間)に負担がかかっているだけでなく、頚椎の前わんのカーブにも影響があるようでした。
頚椎というより、背骨全体の問題です。
そこで、全身の筋膜バランスを整えながら、背骨のカーブ、動きを引き出していきます。結果、首まわりの緊張は緩和されていきます。
頚椎ヘルニアを繰り返さないためにも、そうした状態を維持しておくと良いでしょう。
「背が伸びた感じがします!」
さて、今回のセッションの感想をいただきました。
T様:(立った瞬間)「ああ、ぜんぜん(今までとは)違いますね。
「背が伸びた感じがします!」
「脚がスッと前に出て、歩きやすいです」
とのこと。
気にされていた肩が前に入り込む格好(姿勢)も、変わってきたのを実感しているようでした。
T様:「だんだん変わっていくのが感じられて、毎回セッションを受けるのが楽しみです」
そんな風におっしゃってくださいました^^
次回は、首(頚椎(けいつい))に問題を抱えるT様にとっても良さそうなセッションです。
また、T様と楽しくセッションを行うことを楽しみにしています!
そんなT様が受けてくださっているロルフィングのメニューはこちらです。
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