足の疲れ、むくみの原因と「筋膜リリース」の効果

慢性的な痛みや不快な症状

足の疲れや、だるさ、足のむくみって、結構つらいですよね。

症状が重いと、何か重大な病気にかかったのかと、心配になるほどです。

最近、足のむくみにともなう疲労感や、だるさなどを訴える方が多かったので、今回はその原因と対処法についてご紹介していきます。

また、当サロンで行う、筋膜リリース(ロルフィング)では、どんなことをしていくのかも、合わせてご紹介していきます。

 

足の疲れ、むくみは、なぜ起こる?

下肢の静脈の血液は、重力に逆らって心臓に向かって流れていきます。そのため、逆流しないように弁が備わっています。

また、足の筋肉によって、血流を押し上げるような構造にもなっています。

歩くと、足の筋肉が伸び縮みしますが、ちょうどその動きがポンプのような働きをし、血流を心臓の方へと押し上げてくれるのです。

ところが、長時間、立ったり座ったりして同じ姿勢が長く続くと、足の筋肉で血流を押し上げる力が働きません。そのため、血液が滞ります。

その結果、下肢静脈内で圧力が上昇し、血管に炎症が起こります。

血管の外へ血液の血漿成分が浸み出て、細胞外に水分がたまるのが、”むくみ”です。

足のむくみも慢性化すると、静脈の弁機能も低下し、症状がさらに悪化することもあるようです。

静脈瘤になったり、日常生活に支障をきたすほど進行する場合があるため、早期の対応が必要です。

 

足の疲れ、足むくみの一般的な原因

以前のブログでも書きましたが、運動不足が大きな原因の一つです。

長時間、立ったり座ったりして同じ姿勢を取っていると、足の筋肉により血流を押し上げる力が働きません。

また、加齢、妊婦さん、肥満なども原因と考えられています。

 

足の疲れ、足のむくみの他の原因と対処法

先日、ひどい足の疲れ、だるさを訴えるクライアントさんが、下肢静脈瘤を心配されていました。

全身のバランスを整えながら行う筋膜リリース(ロルフィング)をやっても大丈夫? 悪化しないかどうか不安だったようです。

下肢静脈瘤もひどくなると、血管がボコボコしたり、青く浮き上がって来たり、さらに重症化すると炎症を起こしたり潰瘍ができる場合もあるようです。

その方の状態にもよりますが、通常は、静脈瘤があって軽度な場合が多く、そうした方に施術を行なっても問題はありません。

足の血流が悪くなると静脈に負担がかかり症状の悪化につながるため、基本的には血流を良くしていくことが望ましいです。

足の疲れ、足のむくみの予防、対処法は、とにかく血流をよくすることだと考えています。そのためウォーキングもお勧めです。

 

また、筋膜リリースは、足のむくみ、足の疲れ、だるさといった症状には効果的です。

特に、当サロンで行う筋膜リリース(ロルフィング)では、筋膜の浅い層から深い層を段階的にアプローチしていきます。

ちょうど、アイロンをかけるようにゆっくり、じんわり、筋膜をリリースしていくため、足のむくみがスッキリしていくのを見ています。

 

全身を整える筋膜リリースでは?

 

今まで、足の疲れ、だるさ、足のむくみを訴える方のお身体を良く見てきましたが、たいがい足のふくらはぎだけの問題ではないことが多いです。

股関節周りの筋膜が硬くなって、歩いていても、骨盤の動きが少なくなっていたりします。

(長時間座りっぱなしであれば、臀筋(お尻の筋肉)は押しつぶされているので、骨盤周りが硬くなっていても不思議ではありません)

股関節周りが硬い人は、太ももが張っている人も多く、ひざ関節もスムーズに使えていない可能性も高いのですね。

そうすると、足の筋肉のポンプ機能の低下により、肢の静脈の血液を押し戻す力も弱まってしまいます。

当サロンでは、全身のバランスを整えることで、普段の生活の中で、使うべき筋肉をしっかり使えるようにしていきます。

一時的に足のむくみを改善するというより、根本からの改善を期待したい人にはお勧めです。

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