慢性的な肩こり、頭痛を緩和するためのヒント

慢性的な痛みや不快な症状

児玉です。

肩こりほど、慢性化するものはない?といった話をしましたが、今回も、肩こり、(肩こりなどからくる緊張性の)頭痛を取り上げます。

ちなみに、前回は、こちら(→「慢性的な肩こり、頭痛を繰り返さないようにする3要素

 

肩こりは、肩甲骨の置き場に問題がある?!

慢性的な肩こりの症状がある方は、たいがい”肩甲骨”の置き場に問題があったりします。

肩甲骨が休める場所がないのです(≧∇≦)

といっても、

「んんん、、、??」

って、普通は分からないですよね^^;

肩甲骨なんて普段、意識したことがない人も多いかもしれません。

先日ご紹介した、傍から親指を引っ掛けるようにしながら上(頭の方向)へ、そして後ろ(背中側)に持って行く動作は、肩甲骨が楽に休める場所を見つけて欲しかったからなのです。

肩甲骨が、安定的に休める場所が見つかると、身体が楽になるのを感じられるかもしれません。

今まで背中が張っていたことに気づくかもしれません。

そして、呼吸が楽になるのを実感できるかもしれません。

 

呼吸が浅くなるのも、肩こりが辛いのも、頭痛になるのも、背中が張るのも、肩甲骨が休まる場所に置かれていないことが、大きな原因の一つになると考えられます。

 

慢性的な肩こりと関係が深い〇〇筋の使い方

では、どうしたら、肩甲骨が休まるような場所に落ち着けられるでしょうか。

肩甲骨を、体幹上で安定させるために働く筋肉はいくつかあります。その中で、僧帽筋という筋肉に注目してみます。

ちなみに僧帽筋は、ここです。肩こりと深い関係にあると言われている筋肉ですね。

 

僧帽筋は、上部と下部で違った働きをします。慢性的な肩こりで悩まされている人は、僧帽筋の上部をよく使っています。

例えば、腕を前に伸ばしながら、上方向にあげる動作をします。すると、肩が上がってしまう、、といった事になりませんか?僧帽筋の上部を使いやすい人です。

また、同時に腕(上腕、力こぶになるところ)も、必要以上に使っているかもしれません。(腕が上がりにくくなっている人も要注意!)

 

肩こりで悩んでいる人は、むしろ、僧帽筋の下部が使えるようにしていきたいです。

肩が安定し、腕の負担も減ります。

それには、身体の使い方に少しコツがあって、先ほどの動作(腕を前に伸ばしながら、上方向に挙げます)の前に、肩甲骨をいったん腰の方に落とします。

落としたところから、腕をあげるようにしてみてください。僧帽筋の下部が使えるようになるのを感じられませんか?

 

背中とのつながりを意識していきましょう!

慢性的な肩こりで悩んでいる人も、

そして、反対に肩こりの自覚症状がない人も、、、

 

僧帽筋の上部ばかり使っていませんか?
(私も、人のこと言えませんが、、、^^;)

セラピストさんも、治療家の先生も、僧帽筋の下部を使いこなせていないくらい、ちょっと難しいです。

ですが、ここがうまく使えるようになると、肩は安定します。肩甲骨も楽に休めるようになって、辛い肩こりからも解消されそうです。

そして、腕を前に伸ばしたり、上げたりする動作は、背骨とのつながりの中で行えると良いですね。

、、、というわけで、慢性的な肩こり、頭痛に悩まされるクライアントさんとのセッションをしながら、自らも、いろいろ学んでおります。腕の使い方も、あれこれ工夫しています^^

なかなか治らない40肩、50肩で悩んでいる人も、自分の身体の使い方、見直してみてくださいね!

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