肩こりがひどい方ですと、もう何十年も肩こりと付き合っている、なんていう話もありますね。しかも、中には緊張性の頭痛の症状に悩まされている人もいます。
そこで、肩こり、頭痛の症状を繰り返さないようにするにはどうしたら良いのか?
当サロンの筋膜リリース(ロルフィング)の考え方と、セルフケアとしても使えるポイントをご紹介します。
肩こりの症状を繰り返さないようにするためには?
ブログでも繰り返し書いていますが、全身のバランスを整える必要があります。
たいがい、肩こりがある方は、肩が前に入り込んでいたり、上に持ち上がっていたり、不自然な姿勢になっています。石のように固くなってしまっている肩周りの筋肉を、あれこれ緩めても、一時的な改善にしかなりません。
当サロンの筋膜リリースは、ロルフィング®と呼ばれているボディワークで、肩が楽に落ち着けるような、本来あるべき位置に戻すようにしていきます。
一般的な筋膜リリースとは、手技は似ていても考え方が違います。
重力との調和を図りながら全身のバランスを整えていきます。
肩の位置を、身体の構造上、理想的位置に落ち着けようとしても、骨盤の位置が変わらなければ、身体は新しい変化についていけません。
首、膝、足など他の部分もそれに合わせて変える必要があります。
バランスを整える筋膜リリースと表現しているように、ロルフィングセッションでは、身体の構造を整えていきます。
筋膜リリース、セルフケア:小胸筋を緩める
全身のバランスを整える上でのポイントを考えてみました。
一つ目は、小胸筋という筋肉が、肩を前に引っ張っていないかどうか、チェックして欲しいです。
小胸筋は、これです。
この筋肉が固くこわばっていると、肩を前側に引っ張ります。そうすると、肩が前に入りやすくなるんですね。
肩こりの原因になっていることが多いです。
この小胸筋が固くなっていないか、肩を前に引っ張っていないかどうかは、左右両方の親指を使い、それぞれ両脇に軽く入れるようにしてみます。(写真は、右手を左脇においていますが、同側側に置くことも可能です)
そして、上(頭の方向)に持ち上げ、やや後ろ側(背中側)に持っていきます。
筋膜を捉えるには、コツがありますが、ここではあまり気にする必要がありません。
肩甲骨が下がるのが感じられるでしょうか?
筋膜は身体ぜんたいをまとめる役割を担っています。(肩甲骨に直接触れていなくても、肩甲骨が下がるのが感じられたらOKです)
また、呼吸が楽になるのを感じられるでしょうか?
もしかしたら、身体が軽くなるのを感じるかもしれません。
肩甲骨が下がって落ち着ける場所が感じられた人は、この小胸筋が固く緊張していたかもしれません。肩の位置が本来の位置からずれているかもしれません。
肩こりの症状を繰り返さないようにするためには、このように全身のバランスを整えていくと良いです。
筋膜リリース、セルフケア :肋骨周りを緩める
肩甲骨が、楽に落ち着ける場所におさまっただけで、呼吸はしやすくなります。身体は楽になって、肩こりの症状も和らぎます。
ですが、肩周りの位置を変えただけではダメなんです。 その変化を受けいられるように、他の場所も整える必要があります。
変化を柔軟に受け入れやすくなるためには、肋骨周りが柔軟であって欲しいです。
肋骨まわりは、自覚がないまま、いつの間にか固くなっていることも多いです。
セルフケアでは、指を大きく広げた手で、両脇から、肋骨に触れてみてください。(これだけでも、筋膜はリリースされていきます)
軽く押した時に、動きはあるでしょうか。たわむような感じはありますか。
肩の位置が変わるためにも、肋骨周りの柔軟性があるといいです。
筋膜リリース、セルフケア:骨盤との関係
骨盤との関係も大事です。
施術で、肩が横に広がって、首と肩とのスペースなど実感してくれるクライアントさんは多いのですが、立ったときに、その変化を受け入れるためにも足の支えが大事です。
骨盤も肩周りの変化に応じる必要があります。
そのため、セルフケアでは、骨盤周りが、肩周りの変化を受け入れられるだけの柔軟性が保てるようにしていきたいです。
骨盤を、前後、左右にゆっくり動かしたり、骨盤を回すようにするのもお勧めです。
筋膜リリースのポイントは?
いかがでしたでしょうか。
実際の手技(ロルフィング)では、クライアントさんの身体と対話するような感じで、全身のバランスを見ながら、肩が楽に休めるような場所を見つけていきます。
一般的な筋膜リリースような、痛みやコリなどの症状を緩和させることを目的にしていません。
ですが、全身の筋膜バランスが整うと、慢性的な肩こりや頭痛の症状が和らぐことも多いです。
筋
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