首の痛みの緩和のためのヒント

慢性的な痛みや不快な症状

児玉です。

マッサージを受けても、その場は楽になっても、また元の状態に戻ってしまうので、、
そんなお声も、よくいただいています。

その一方で、ダンスやランニング、クライミングなど、身体を動かしている方も目立ちます。

彼らは、身体の使い方を見直して、さらに上達したい!楽しみたい!!
そんな気持ちを持っていらしてくださています。

 

前者は、マイナスの身体の状態から、ゼロ以上に持っていきたいレベル。
後者は、ゼロ以上の身体の状態から、さらにプラスにもっていきたいレベル。

そんなイメージなんです。

毎日、楽しそうにしているのが、後者のタイプなのかな?
最近、そんな風に感じます^^

 

首の痛みは何故おきる?

さて、そうしたことを踏まえ、今回は、前者のお体の状態の方に特にお伝えしたいです。

首の痛みについてです。

 

首が痛いなど、首に問題がない人はほとんどいないと言われています。
先日来られたダンスの先生であっても、首の問題を抱えていました^^;

首が痛いと、仕事にならないくらい辛い場合もありますよね。整体やマッサージなどに頻繁に通わなければならないほどの人もいます。

 

首の痛みって、そもそも何でおきるのでしょう。

ロルフィング(身体教育)という視点で考えると、そもそも私たちの身体は動くために設計されているということです。

私たちは、テンセグリティーという考え方を重んじます。

かつて優れたエンジニア、バックミンスター・フラーが柔軟な素材を使い、張力を利用して構造を支える設計システムを作り、それをテンセグリティーと名付けました。

 

このフラーの考えを私たちの身体に当てはめました。私たちが立っていられるのは、骨の圧縮力ではなく、軟部組織の張力(テンション)によるものというのがわかってきました。

結合組織(軟部組織)は、その長さと張力で、骨の位置に適応します。動きに応じて、身体の中で分散して重力に折り合いをつけます。

私たちが立っているとき、絶え間なく動きが続いています。じっと立つことも、座ることも、姿勢絵を維持することもできません。

身体の構造は、もともと不安定に設計されているからです。

 

身体は動くために設計されている?!

試しに、立ってみてください。立った状態で、自分の身体を感じてみてください。小さな動きが続いていますよね。微動だにしない、なんて不可能なんですね。

 

首の痛みの話に戻します。そもそも、私たちの身体は「動くために設計」されているのです。

スマホやパソコンの前に長時間座って過ごすようには設計されていません。首にも動きが必要なんですよね。

 

首が痛くなるのは、そこに動きが失われているから、とも言えます。首には7つの小さな骨があります。

骨と骨の間に、ほんのわずかな動きがあれば理想的なのですが、首に問題を抱えている人は、ほとんどが動きが乏しくなっています。

 

ロルフィングのセッションでは、筋膜のバランスを整えながら、身体の構造(姿勢)を理想に近づけていくことと同時に、失われてしまった”動き”を、取り戻していきます。

 

首がスムーズに動けるようになると、たいがい、首の痛みは改善します。

 

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