児玉です。
今回は腰痛の話です。
腰痛って、いろいろな所で取り上げられていて、かなり情報も豊富に出回っていますよね。
だけど、相変わらず腰痛に悩まされている人は多くいらっしゃる。
何でだろう??って考えたら、やはり生活習慣が大きく関係しています。
その生活習慣を、ちょっとだけ見直してみませんか?というのが、今回の内容です。
腰痛は、椅子に座るようになってから?!
腰痛は、二足歩行になってしまったから起こる、と言った話も聞きますよね。
傾いた骨盤の上に上半身が乗ってバランスが悪くなってしまい、上半身を支えている腰椎(腰の骨)の負担大きくなった、といった説明も成り立つのかもしれません。
ですが、もう一つ考えておきたいのが、椅子。
私たちの身体は、椅子に座るようになってから負担が大きくかかるようなりました。
私たちの身体は、椅子に座るようにできていません。
しかも、今の私たちは、椅子に座る時間が長すぎています。
週に50時間以上座り続けていれば、身体にダメージが出てきても不思議ではないんですね。
腰痛の予防策(1):椅子の座り方を工夫する
とはいえ、現実問題、椅子に座わらない生活をしないわけにもいかないでしょう。
そこで、座っている間、できるだけ身体の負担がないように意識して座ることが大切です。
まず、チェックしておきたいのが、椅子の高さ。
座ったときに、股関節が膝より高くなっているほうが良いです。
座面が形成されていたり、低すぎるときは、折りたたんだタオルなどで高さを調整し、またできるだけ座面は平らがお勧めです。
そして、背もたれによりかからず、骨盤を立てるように座ります。
腰痛の予防策(2):両足のサポートを利用する
次にチェックしたいのが、椅子に座っている間、両足が床についているかどうか?
床についていたほうが良いです。
私たちの足は、全身をしっかり支えるサポートの役目をしてくれます。座るときもそうした機能を利用したいのです。
とはいえ、両足のサポートを利用するためには、背中を丸めて座るような姿勢では上手くいきません。
試しに、椅子の背もたれに寄りかかるようにして背中を丸めて座ってみてください。
両方の足裏の中央に体重がかかった感じはないと思います。
むしろ、足の裏は軽くしか床についていませんよね?
足が身体を支える土台として機能していないのです。
そのため、背中を丸めて座るような姿勢は不安定で、腰痛の大きな原因になります。
腰痛の予防策(3):両足のサポートを利用する(その2)
では、両足のサポートを利用して座るにはどうしたら良いでしょう?
骨盤が関係します。
背中を丸めて座るのではなく、骨盤を立てるように前方方向に移動させます。
骨盤底がオープンになって、恥骨が下がるイメージを持ってみてください。
ちょうど恥骨と尾骨が同じ水平面の高さの所で止まります。
骨盤底という土台が変わると、足にも重さの一部かかりませんか?
体重の6割程度が骨盤に、残りの4割程度が足にかかっているのが理想で、これによって腰への負担は大幅に軽減されます。
腰痛で悩んでいる人もそうですが、長時間、椅子に座ることが多い人は、座るときの身体の状態にも気をつけてみてくださいね!
ロルフィングのセッションでは、、
ロルフィングのセッションでは、骨盤を水平にすることを重視しています。
私たちの長年の身体の使い方、態度の積み重ねによって、骨盤に問題を抱えている人は少なくありません。
それを、胸郭とのバランス、足の構造との関係などにより、骨盤を水平に近づけるようにしていきます。そうすることで、一時的ではなく、根本からの改善につなげていきます。
慢性的な腰痛で悩まれている方は、自分の身体を根本から見直されるのもお勧めです。
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