児玉です。
今回は、毎日やりたい筋膜リリースを3つご紹介します。
私たちの身体は、構造上、座るようにできていないと言います。椅子に座ることそのものが、身体には負担が大きいのです。
また、立つようにもできていません。
試しにやっていただくと分かると思いますが、肩幅くらいに立って目を閉じます。
すると、微妙に身体がブレるのを感じませんか? フラフラとしてきますよね。
足裏を見ると3つのアーチがあって、これは長時間立つというより、むしろ歩いたり、走ったりするようにできています。
現代人は、あまり動かなくなっていますから、一昔より身体には負担がかかっているというわけです。
そこで、日中、負担をかけて強張ってしまった身体を緩めることをお勧めします。
今回は、毎日行いたい、筋膜リリースを3つご紹介します。
腰痛対策にも効果的! 筋膜リリース(その1)
今回は、直径20cm程度の小さなヨガボールを使います。
硬いものを身体に当てて、筋膜をリリースする方法が一般的のようですが、筋膜を捉えるのに必ずしも固いものを使う必要はありません。
皮膚の表面上には神経も多く通っています。
それを考えても、ヨガボールくらいの柔かさで行うほうが良いでしょう。
ヨガボールの良さは、空気を自在に抜くことができる点にもあります。
身体にかかる圧が強い場合には、ヨガボールに入れる空気を抜いて調整します。
どちらかと言えば、お年寄り、身体の強張りが強い人は、ヨガボールの空気を半分以上抜いて行ってみてください。
身体への当りが優しく危険性がありません。
さて、仰向けになった上で、半分程度、空気を抜いたヨガボールを、腰(ちょうどウエストライン、下の図の赤色の部分)に当てます。
そして、腰を丸くして両足を抱え込むように折り曲げます。
日中、椅子に座りっぱなし等で、強張った腰を緩めるのに効果的です。
特に、反り腰の傾向がある人は、毎日、腰部(胸腰筋腱膜(きょうようきんけんまく))をリリースしておきたいです。
この部分は、身体の構造上、何層もの筋層で厚みがあり固くなりやすい部分です。
腰痛対策にも効果的! 筋膜リリース(その2)
反り腰の方は、太ももの前側もかたくなりやすいです。
ですので、今後は、うつ伏せになって、太ももの前側にボールを当ててみましょう!
(ヨガボールを当てるのは、太ももの前側です。ボールは太ももで押しつぶされます)
よく太ももの前側に、ローラーを当てて筋膜リリースを行っていますが、太ももの前側が張っている人は、痛いです。
ヨガボールを使えば、気持ちよくリリースできます。もちろん太ももの張った部分も和らげることができます。
肩こり解消! 筋膜リリース
3つ目は、胸の前側を開く筋膜リリースです。
デスクワークやスマホの閲覧などで、どうしても肩が前に入りやすくなりますよね。
いつの間にか猫背になってしまっていませんか?
胸の前側を開く筋膜リリースも毎日行うと良いです。
こちらは、以前ご紹介したこちらを参考に行ってみてください。

肩こり解消にもお勧めです!
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