児玉です。
今回は、筋膜リリースを行う際の、コツをご紹介していきます。
ローラーを使って、筋膜リリースをするのも良いのですが、できれば、もう少し丁寧に捉えてもらえると良いかなと思っています。
なぜなら、筋膜リリースって、本来、「痛い」だけのものではないです。
むしろ、気持ちがよい! もしくは、イタ気持ち良い! ものです。
実際の施術では、気持ちよく寝てしまう人も多いです。ゆったり行っていくのも特徴的です。
さて、最初に、筋膜の層を簡単に捉えていきましょう。
筋膜はどこに?
筋膜は、筋肉を一つ一つ包んでいますが、包んでいるのは筋肉に限っていません。
身体の皮膚に近い浅いところから、骨に近い深いところまで層状に連なっていて、それが足先から頭のてっぺんに至るまで全身を覆っています。
一番浅い部分では、皮膚や脂肪層のすぐ下にあります。(分かりやすくシンプルにしています)
表層の筋膜は、ちょうどボディスーツを着ているように全身くまなく覆っているのですね。
また、深い部分では、胸やお腹の内側をおおい、内蔵や血管、神経なども支えています。
筋膜のとらえ方
さて、自分で筋膜リリースを行うとき、「筋膜」の層を意識してみてください。
最初は、「皮膚(表皮、真皮)」の表面を感じてみましょう。
皮膚の表面に軽く触れるように指をおきます。皮膚に接するかしないかくらいに軽く触れます。(「表皮」を捉えている状態です)
次に指の力をぬいて、その重さを皮膚の上にあずけていきます。(このとき、力を入れて押すようなことはしません!)
「真皮」から「脂肪層」の中に入っていきます。
さらに指を、わずかに押し込みます。すると「脂肪層」の下に少し固い層が感じられませんか? それが、「筋膜」の層です。
ここでは、簡単に捉え方をご紹介していますが、実際には部位によって、脂肪層の暑さや筋膜の固さなどに違いがあり、もっと複雑です。
ですが、ご自分で日頃のケアとして筋膜リリースをされるのであれば、これで十分かなと思います。
たくさん触ってみるとコツがつかめますので、ぜひ繰り返し触れてみてくださいね!
(参考)『ボディワーク入門』小川隆之、斎藤瑞穂著
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