整体やマッサージを受けてもすぐに戻ってしまうと感じている方へ

慢性的な痛みや不快な症状

児玉です。

マッサージや整体を受けても、すぐにまた元に戻ってしまうので、、
そんな話を私は時々聞きますが、皆さんはどう思われていますか?

 

今回は、整体やマッサージの効果が、なぜ続かないのか?その理由を、ボディワークの視点で述べていこうと思います。

(ちなみに、整体やマッサージがダメだと言っているのではないです!^^;)

整体やマッサージの効果が続かない理由:感じる力が弱っていませんか?

私たちは、無意識に自分の身体を、空間の中で認識して、身体が倒れないように安定させています。

例えば、地面からのサポートを感じたり、周りの空間をとらえ、その都度、身体を自己調整しているのですね。

そして、こうした感覚(知覚)によって、私たちは、身体の安定が保たれます。そして、もう大丈夫だと安心感も得られています。

ところが、(地面や空間を感じたりする)「知覚」は、人によって過敏であったり薄れていることが良くあります。

左右の片方の感覚は、もう片方の感覚ほどはっきりしていないかもしれません。

地面からのつながりを感じにくい人は、無意識に、身体の存在(実体)も感じにくいかもしれません。その結果、地に足をつけようとして、全身を固めて緊張さていることがあります。

もし、皆さんが、肩こりや首の痛み、頭痛といった症状が慢性化しているのであれば、必要のない力(力み)で、肩や首周りを固めていないか、確認してみてください。

そして、「知覚(地面や空間などを感じたりする感覚)」にも目を向けて欲しいです。

 

例えば、視覚が優位に使われていると(そうした人は、非常に多いです!)、足裏の感覚が乏しくなる傾向にあります。

そうした方は、地面から足、上半身へのつながりを意識してみましょう! 身体の感覚が養われていくと、地面から支えられている感覚が得られるかもしれませんよ^^

頑張って(身体を固めるので身体は緊張しやすいです!)立つ必要もなくなるので、身体の緊張や硬さも緩和されていきます。

知覚は身体の安定さに関係します

とはいえ、地に足をしっかりついていれば良いかといえば、そうでもありません。

身体のまわりの空間に対する意識が欠けていると、地に根をはりすぎてしまいます。

いわゆる「グラウンディング」した状態ですが、その感覚が優位になりすぎると、のびのびした動きがなくなってしまいます。

固定観念が強すぎて、価値観や信念、人との関係性や仕事などを、いつまでも手放せないことは、ないですか?

そうした方は、自分の身体の周りの空間を感じながら生活すると良いかもしれません。

いずれにしても、地に足をついているような感覚がありす過ぎてもなさす過ぎても、知覚がうまく働いていないと、身体の不安定さを感じてしまいます。

それが、心理的にも不安感を抱いてしまったりするのですね。

その結果、無意識に身体を固めて緊張させていることが良くあります。

だからこそ、地面や空間を感じるような「知覚」にも目を向けて欲しいです。

マッサージや整体に通ってもすぐに元の状態に戻ってしまうとお悩みの方、自分の身体の感覚にも目を向けてくださいね。

知覚に偏よりがありませんか?

整体やマッサージの効果が続かない人へ:身体を感じて緩ませていきましょう!

知覚が、身体の安定さ(姿勢)に影響があるということはご理解いただけましたか?

整体やマッサージの効果が続かない人は、全身の筋膜バランスが崩れている可能性があります。「筋膜バランス」、、つまり”姿勢”が悪いから、元に戻りやすいんですね。

だからと言って、姿勢を良くしようと一生懸命頑張っても、良い姿勢を維持するのは大変です。そんなに長くは続きません。

そこで、身体を感じて身体を緩ませるほうをお勧めします。

心地よい身体の感覚は、身体の記憶として残るといわれています。 ロルフィングのセッションで、元に戻りにくいと言われているのは、こうした特性を生かしているんですね。

筋膜(筋肉)のしくみ

ここで、筋膜(筋肉)について確認しておきます。

私たちの体の骨格(骨)の周りには、筋肉がついていますよね。筋肉をもう少し広範囲に捉えて、”筋膜”と表現するときもありますが、いずれにしても骨の周りについている軟部組織です。

(ここでは、イメージがしやすいように、”筋肉”と呼ぶことにします)

筋肉は、ちょうど玉ねぎの皮のように重なりあって骨格を包んでいます。

身体の外側を覆う「表層」から、内側の「深層」にかけて、何層にもなっているのです。

そして、一般的には、筋肉の外側の表層は、腕や足、胴体などの目に見える動作を生み出し、内側の「深層」の筋肉は、関節や内臓を支えています。

私たちは空間の中で身体の位置を(無意識に)捉えていますから、周囲の環境に適応できれば、身体はオープンで表現力を保ちながら、自分をしっかりと安定させることができます。

ところが、こうしたことが不十分だと、代償として、自分の身体を固めようとします。

身体は縮み、身体の内側が閉じてしまいます。こうしたことは深層筋のほんのわずかな緊張によって起こります。

そして、身体の内側が閉ざされると、関節や内臓が圧迫されます。まるで金属の塊のようになって、ぎこちない動きや、良くない姿勢が取られるようになるというわけです。

整体やマッサージの効果が続かない理由:ストレスの影響も大きい?

こうしたことは、心理的にも影響を与えます。

身体が不安定になると、根源的な不安、恐れにつながるとも言われています。

 

日常的に取るに足らないストレスってありますよね。例えば、今日のような悪天候。激しい強風によって電車が遅れるストレス、満員電車のイライラ感。

そんな些細なことであれ、私たちの身体には、一種の防衛反応としての緊張が残り(特に、深部の緊張と言われています)ます。

そうすると、先ほどの通り、空間や地面に対する知覚が失われてきます。重力に対して身をまかせることも次第にできなくなってしまいます。

年とともに、背骨は縮み、関節の可動域が減ってきます。やがて、人生を楽しむこと、表現することも制限されるようになるのです。

筋膜リリースの元祖? ロルフィングセッションでは、、

そこで、ロルフィングセッションでは、空間や地面に対する感覚を取り戻し、自由でオープンに表現できるような身体を目指していきます。

心身共に健やかで、人生を楽しむこと、表現できるようにしていきます。

整体やマッサージを受けても効果が続かない、、とお悩みの方、ぜひいつもとは違ったアプローチ方法を試してください。

単にコリをほぐしたり、揉んだりする手技ではありませんが、ゆったりした流れで全身が緩んでいくのが心地よく感じられると思います^^

当サロンには、ロルフィング体験セッションをご用意しています。

気になる方は、まずは一度、お試しください。

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