側湾症、側弯傾向のある人も、そうでない人も、背中の痛みに悩まされている人って少なくないですね^^;
(特に、側湾症をお持ちの方は、背中の痛みで苦しんでいる方も多いようです)
先日も、あることがキッカケで、急に背中の痛みが激しくなった、、という方が来られました。
この方は、側湾症ではなかったものの、整形外科などいろいろな病院で診てもらったそうです。
そして、特に主だった原因は見当たらず、「何か良い方法はないか??」そう思って、こちらを訪ねて来てくれました。
背中の痛みは、カラダのバランスの問題?!
「なぜ、ロルフィングに興味を持たれたんですか?」とお聞きしましたら、「(背中の痛みの)原因がこれといって無いのなら、身体のバランスの問題だと思ったんです」と。
以前、側弯傾向があると言われたこともあって、身体のバランスが気になっていたそうです。
ちなみに、、側湾症と診断されていない方でも、背骨に側弯傾向が見られる人はいます。(本人は気づいていないことも、、)
背中が硬く緊張している人は、筋膜バランスが崩れ、それが背骨に影響している場合もありますからね。
そこで、今回は側湾症(側弯傾向)のある人で背中が張って辛い思いをされている方、また、側湾症ではないものの背中の痛みで苦しんでいる方のための緩和のヒントをご紹介していきます。
側湾症、背中の痛みを抱える方のための緩和のヒント
まず、背中の張り、痛みを感じる場所は、人それぞれ違っています。
肩甲骨の内側あたりに痛み、不具合を感じる人は多いですが、中には、腰のほうに痛みを感じる人もいますね。
肩甲骨周りの痛みも、左右のどちらかに強く痛みを感じる人もいらっしゃいます。
でも、そうした症状も、根本は同じで、筋膜の短縮、くっつき(癒着)などが考えられます。
側湾症の方は、背骨の側弯によりその周辺部の筋膜も引っ張られますから、なおさらです。
で、そんな辛い背中の痛みの症状のときに、まずオススメしたいのが”呼吸を感じる“こと!
「呼吸を感じる??」
う、、、ん、最初に聞いた人にはピンとこないですよね。
(理由を説明する前に、まずは実践してみましょう^^)
背中が痛いときこそ、呼吸を感じてほしい!
まず、仰向け(上向き)で寝ます。
仰向けに寝たときに、背中が反りやすい人、腰に痛みがある人は、膝を立ててもOKです。 できるだけリラックスできる方法で!
そして、今、起こっている呼吸を感じてみましょう^^
「息を吸うときに、鼻から気持ちよく吸うことができていますか?」
(口呼吸になっている人は、鼻で吸うときと、口で吸うときの呼吸の深さを比べてみてください。鼻で吸ったほうが、深く呼吸が入りませんか?)
また、息を吐くときにも注意を向けてみましょう。
(呼吸が浅い人は、しっかり吐くことができていません)息を吸うよりも、吐くほうが難しいとも言われています。
無理に吐こうとする必要はありませんが、気持ちよく吐いて、、そのときにカラダが脱力していくのを感じてみましょう♪
また、息を吐いたあと、次に吸うまでの間にどれくらいのポーズ(小休止)があるかも観察してみてください。
呼吸のリズムは、どれくらいの速さがご自分にとって心地よく、リラックスできますか?
こんな風に、ご自分の呼吸を観察するのが、ロルフィング流?でもあるのです。
よくある、〇〇呼吸法とかのように、「呼吸は〇〇すべきだ」「腹式呼吸が良い」と言ったことはないんですね。
呼吸は、そのとき、そのときの状況に応じて、自然な呼吸に任せていきましょう^^
側湾症、背中が痛い人には、タオルを使う方法も!
上記のように、単に「呼吸を感じる」だけでも背中の緊張を緩ませることはできますが、背中の張り感が強く、痛みが強い場合には、タオルを使うのもオススメです。
一般的な、フェイスタオル(長方形のもの)がありますよね。
それを、適度に折り畳んで(4つくらいに畳む)、背中の気になる部分に敷きます。
その上で、先ほどのように仰向け(上向き)になって、呼吸をしてみてください。
ゆっくり吸ったり(吸う時は鼻で吸ってくださいね)、吐いたりしながら、タオルが当たっている背中の部分にも呼吸を入れるようにしてみてください!
「背中の部分に呼吸を入れる??」
これまた、分からないようでしたら、呼吸の波が、「タオルが当たっている背中に届く、、、」とイメージしながら呼吸をするのもオススメです^^
徐々に、背中の張り感が取れ、背中の痛みも軽減しませんか?
腕と連動させて呼吸を感じる
側湾症の人も、そうでない人も、背中の張り感、背中の痛みで悩まされている方には、次の方法もオススメです。
「腕と連動させて呼吸を感じる」
です。
またまた、意味不明なことを言っているように聞こえるかもしれませんね^^;
(誰もが知っている、ストレッチなどとは違うのが、ボディワーク流)
ボディワーク(ロルフィング)では、カラダの「気づき」を大切にしています。
ご自分のカラダに気づきがあるからこそ、自分でもカラダのバランス調整が取れるようになるんですね。変化するためには、「気づき」が大切です!
さて、腕は、日常生活の中で絶えず使っているので、緊張している場合が多いです。
腕が、まるで丸太の棒のようにつっぱって脱力できていない人をよく見かけます^^;
これが、呼吸の妨げになっているのです。
そのことを実感するためにも、次の方法をオススメします。
同じように、床に仰向け(上向き)になって寝ます。そして、片方の腕を、肘を90度に折り曲げながら、床に沿わせるように腕を上げます。
こんな感じ^^
(今は、アプリで、こんなことまで出来るんですね^^; イメージが伝わるように、、恥ずかしながら自撮りしてみました(⌒-⌒; )
寝そべった状態で、片方の腕を上げるだけです。(ただし、肘はおおよそ90度に曲げて)
その位置から、息を吸いながら、徐々に腕を上げていきます。
そして、息を吐きながら、徐々に腕を下げて、元の位置(肘を90度に曲げた位置)に戻します。
言葉で説明すると、ややこしく聞こえるかもしれませんが、やっていることは非常に単純です^^
腕が硬く緊張している人は、腕が床につかず離れてしまう人もいます。ゆっくりゆっくり上げていくと、床から腕が離れてきたりしませんか?
普段、腕をねじって使っているような人もいますから、そうした人も、床から腕が離れやすいかもしれませんね。
ここでは、呼吸と連動させて腕をゆっくりゆっくり上げて、下げていくのがポイントです。
日頃のカラダの状態を把握するためにも、オススメの方法です!
どうでしたか??
ロルフィングは、カラダを感じ、自分のカラダと対話しながら、「気づき」を大切にするボディワークです。
不要な力(力み)が入っているのに気づいたら、(力を)抜くこともできますよね。
こうして、緊張状態からカラダを徐々に緩ませていきます。そしてそれがカラダのバランスの改善につながるんですね^^
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