児玉です。
“筋膜リリース“、最近は良く使われるようになりましたね?
少し前は、”筋膜リリース”と言っても、理解されないことが多かったです。
そもそも、”筋膜“って何?というところから説明していました。
ちなみに、”筋膜”は、こんな感じです。
筋膜って何?
筋肉や骨、内臓の周りを取り囲むようなものです。
鶏肉の皮を剥がしたときに薄皮のようなものがありますが、それのことだと、良く説明しています。
と言っても、まだイメージし難いですか??
私たちのカラダって、骨(骨格)、筋肉、内臓と言ったものだけで出来ていませんよね?
筋肉、骨、内臓、血管、神経、脳といったカラダの中にある臓器を包み込む役目が必要です。
つまり、詰めもののこと、、これが、筋膜なんですね。
縮こまった筋膜を広げる(筋膜リリースする)と治癒力が高まります
さて、筋膜は、これらの臓器を取り囲んで安定させています。それぞれの臓器が機能できるようなスペースを作っているとも言えますね。
筋膜が縮こまっていると、臓器を圧迫させて上手な働きができなくなります。
筋肉は圧迫され、血流は悪くり、神経の通りも悪化します。内臓の働きも悪くなって、例えば、胃が痛くなる、、なんてことが起こったりするのです。
そこで、ロルフィングのセッションでは、縮こまってしまった筋膜を広げていくことをしていきます。
すると不思議!筋膜がちょうど程よくスペースが保たれていると、中にある臓器が次第に元気になってくるんです。本来の機能を取り戻すからでしょう。
まさに「自然治癒力」です!(^^)
ちょっと気になる”筋膜リリース”のやり方
ただ、ちょっと気になるのが、”筋膜リリース”のやり方。
私の自宅近くのスポーツジムでも、セルフケアとして”筋膜リリース”を取り入れていました。
でもね、、
ストレッチポールをコロコロ転がしてカラダを撫でている感じでやっているのをよく見かけました。
おそらく、運動した後に使った筋肉をほぐのと同時に、筋膜も緩めているんだと思います。
(”筋膜リリース”と言っていましたから、、意識しているのは筋膜のほうかな?)
激しく使った後に、筋膜リリースするのはいかがなものか?という疑問もありますが、それはさて置き、筋膜リリースのやり方、これで大丈夫?って思っていまいます。
だって、筋膜がカラダの臓器を取り囲んで、安定させているものですからね(^▽^;)
私たちロルフィング施術者(ロルファー)は、表層から深層にかけて、ゆっくりじわ〜と緩めていきます。
最初に、表層部分を解放してから深層に入る感じですね。この時は筋肉にも働きかけていきます。
と言っても、どこまでが表層でどこから深層かって、ほんのわずかの差しかないよう感覚です。皮膚組織、筋膜、筋肉、、骨膜、骨、、最初は、捉えるのが難しかったです。
手技による筋膜リリースは、少しコツがいるので、自分で行う場合は、筋膜にフォーカスしたストレッチということになるでしょうね。
NHKのTV番組、「ためしてガッテン」でも筋膜リリースが紹介されていました。
筋膜リリースのコツ! それは、、
さて、筋膜リリースをする時のコツですが、、
それは、待つことです!
ストレッチするときも、筋肉が伸びるのを「待つ」ことをしますが(静的なストレッチの場合)、筋膜リリースの場合も、ある程度、待ってあげるといいですね。
例えば、ためしてガッテンで紹介されていた自分で行う筋膜リリースを意識したストレッチですが、こんなのが紹介されていました。
◯片方の手を天井に向かって伸ばし、もう片方は地面に向かって伸ばします。ちょうど、互いに引っ張り合うようにします。
(背中側に手をやり、左手と右手がくっつくか試したことってありますよね?あのポーズを大きくした状態です)
◯軽く体を左(右)にひねり、背中が伸びるのを感じます。固まった肩甲骨周りに効くのが感じられたら理想ですね。
その状態で、20~90秒キープします。
「20秒〜90秒」だったか、、時間は定かではないのですが、目安としてはこの程度です。かなり長い時間、キープしますよね。
でもこれによって、筋肉の動きが劇的に良くなっていました。肩こりや、背中が張って辛いといった症状の人にはオススメだと思います。
私もパソコン作業で疲れたときなど、やっていますよ(^^) かなり改善してくれるので気に入っています!
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