児玉です。
首が痛くて仕方がない人には「スカイフック」というイメージが助けになる、というお話をしました。
繰り返しお伝えしていますが、首だけで、バランスをとろうとしても上手くいきません。
ロルフィングのセッションでは、7回目に頭蓋(首も含めて)がテーマになるほど、その前の土台づくりが大切なんですね。
例えば、足。
皆さんの足の指は、しっかりと床に着いていますか?立った時に、外側と内側にアーチが出来ていますか?
本来、私たちの足には、3つのアーチがあります。それらのアーチを崩してしまうと、歩くのも走るのも効率が悪く、疲れ易くなります。
また、足裏が硬く緊張した状態でいると、重量の方向に、身体をゆだねる(=脱力する)ということが上手くいきません。
首が痛いにのに、足の問題?と思うかもしれませんが、足に限らず、身体ぜんたいを扱う必要があるんですね。
身体ぜんたいが脱力できるようになって、重力とのバランスが取れるようになってくると、スカイフックで求めているようなイメージに近づきます。
つまり、天井から自分の身体を、ロープで吊り下げられている、というイメージでしたよね。
ここで、ちょっとそれを、改めてイメージしてみてください。
首は天井方向に長くなる一方、両肩は、下がりませんか? 肩が下がるぶん、肩と耳のスペースは広がると思います。
多くの人は、肩が上がり易く、肩と耳のスペースは狭くなりがちです。そうすると、首が痛い人が、まず関係しそうな首回りの斜角筋という筋肉が縮んで緊張しやすくなります。
首が痛い方へ:内観することも大事?!
「イメージを持つ」といっても、そもそも、ご自分の身体に意識を向けることって難しいですよね?
特にパソコンに向かって、目の前の仕事に夢中になっていると、身体のことは忘れてしまいます。
仕事に集中しているわけですから、それはそれで良いと、私は思っています。
首の痛みが更に悪化して、激痛になるとか、頭痛がする、吐き気するといったご自分の最悪の状態に陥る前の段階で、ご自分の身体の状態に気がつければ良いのですから。
そして、最初は、ご自分の身体に意識を向けることを忘れてしまったり、面倒に思ったりするかもしれませんが、そのうち、これが楽しくなってくる人もいます。
ご自分の身体に意識を向けること、つまり、内観ですね。
これが楽しいの?
と思われるかもしれませんが、心身ともにこの効果は素晴らしいと感じています。
これについては、次回、こちらでご紹介します。
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