肩こりで頭痛に悩む方へのシンプルな解決策(その2)

からだのこと(全般)

渋谷・池尻大橋の整体ともマッサージとも違う、カラダの根本からの改善を期待するロルフィングサロン 児玉です。

昨日は、表参道のbrisa libreria というお店で、12月18日、19日のイベント「筋膜リリース体験スペシャル」の打ち合わせに行ってきました^^

カラダと心に関する本もたくさんあって、素敵なお店でした。

カラダに優しい食事が提供されるレストランも併設されていて、どれも美味しそう💓
今度は、食べてみたいです^^

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さて、肩こり頭痛についてもう少し触れてみます。

前回は、身体の前後のバランスが大切、という話でした

では、具体的にどのようにバランスをとっていくか、ですね。

 

<肩こりで頭痛の緩和法:カラダの前側を開く>

私たちは普段、腕を前側に持ってきて、身体の前で作業することが多いです。

例えば台所に立って食事を作ったり、掃除機をかけるなどの家事の仕事、パソコン作業も、スマホを見るのも、どれも肩こり頭痛にとって良くなさそうな作業です。

 

気づいたら、いつの間にか前かがみになっていませんか?

 

すると、それに合わせて身体の筋肉などの組織も縮こまってきます。だから、まずは身体の前側にある、胸の周りの組織を広げるんですね。

 

ちょうど、胸のあたりに、大胸筋という大きな筋肉があります(赤色の部分)

大胸筋

その筋肉を、外側へ、また上側へと広げていきます。

これは自分でも手が届く場所にあるので緩めることができますね。
時々、仕事の合間にやってあげると楽になります。やり方は次のとおりです!

 

<鎖骨の下に指を当て、それを外側に向かって滑らせるようにする>

まず、右側の中指、人差し指を、左側の鎖骨の下に軽く触れるように置きます。

そして、鎖骨の下を外側に向かって、滑らせるように移動します。

このとき、移動させるといっても、滑りが悪いかもしれません。

組織を少しひっかけるようにして、軽く外に向かって触れてあげれば、実際には滑らせなくてもOKです。

「すべらせる ヨ ウ 二」なので・・

 

ちなみに、鎖骨の下をずっとそのまま外側のほうに辿ると、骨の出っ張りを感じると思います。

その辺りを、指4本で優しく、触れて上げるのも良いです。

ちょうど、丸く円を描くように・・・

 

また、胸骨という骨(上の写真、青色の部分)の周囲を、指で触れて、外側に向かって緩めることもできます。

この辺は、細かいことは面倒だという方は、読み飛ばしてくださいね。

 

要するに、胸の中心から外側へ下から上のほうに持ち上げるようにして、縮こまった組織を広げていきます。

これが、身体の前側を緩める方法です。

 

そして、身体の前側と、後ろ側のバランスを取るためには、後ろ側にもアプローチします。

これは、前回見てもらった、僧帽筋という表面にある大きな筋肉をゆるめながら、バランスをとっていきます。

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実際のセッションでは、もう少し細かく見て行きますが・・

大まかなイメージはこんな感じです。

要するに、身体の前側と後ろ側のバランスが大切なんです。

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<実際のセッションは、こんな風に軽く触れるだけの時もあります。

ご自分で触れる場合も、あまり強く押さず、イタ気持ち良い程度にしてくださいね>

 

<肩こりで頭痛の緩和法:後ろ側に呼吸を入れてみる>

身体の前後のバランスが大事といっても、身体の後ろ(背中側)には手を回すことは難しいです。

そこで、(カラダを)「感じる」ことをしていきます。

カラダを感じると、カラダを緩ませる効果があるのです。
(そのため、セッションでも、この作用を効果的に引き出していきます)
やり方は、とても簡単!

まず、背中側にゆっくりと呼吸を入れるようにしてみます。

そして、呼吸が入ったり出たりするのを「感じます」。

たった、それだけです、、、(´Д` )
背中側が、緩むのを感じられましたか?

う〜ん、何も、、(´Д` )
という方は、ご自分の手のこうを、ちょうど腰のあたりに軽く触れて、そこに向かって呼吸を入れるようにしてみます。

 

今度は、いかがでしょうか?
「なんとなく、空気が入ったような、、」
「動きがあるような、ないような、、」
「気のせいか、緩んだかな、、」

 

そんな風に感じたら、OKです。

最初は、よく分からない方も多いので、それはそれで問題ありません。
少しずつカラダに意識が向けられていくうちに、カラダの変化を感じられるようになってきます。

 

まずは、カラダを「感じる」ことで、身体を緩ませることができること。
そして、マッサージで強く押したり、ほぐしたりしなくても、身体は緩むということを、
是非、知っておいてくださいね!

 

慢性的な肩こりや、肩こりからくる頭痛などでお悩みの方は、強く押すようなマッサージよりも、こうした微細な感覚に意識を向けていくほうが良いと、個人的には思っています。

今回は身体の前後のバランスについて取り上げていますが、本来は、身体全体のバランスが大事です。

そして、カラダ全体のバランスを整えるのに、表層(カラダの外側)の筋肉が硬く緊張していたら上手くいきません。

そのため、ロルフィングのセッションでは、表層の緊張を緩和してから深層のほうへアプローチしていきます。

 

さて、今回は、身体の前後のバランンスを整える方法を簡単にご紹介しました。
肩こりで頭痛という症状が、これとどう関係するの? と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

続きは、次回、ご紹介します。

肩こりで頭痛に悩む方へのシンプルな解決策(その3)

 

ご自分でセルフケアをしたい方は、こちらでも、ご紹介しています。

 

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